山九は2月19日、中国現地法人の上海山九が、1月29日に国家薬品監督管理局から医療器械経営許可証を取得したことを発表した。
同許可証は中国国内において物流会社のような第三者に医療器械の保管、輸送などの取り扱いを許可する認証。上海山九の旗艦倉庫である浦東物流センター(上海市浦東新区)30,000平米のうち 5,940 平米の専用エリアを登録し、専用フォークリフト、温湿度管理設備、保安設備などを完備した。
ソフト面においては最新の医療器械用WMSシステムを導入。リアルタイムで物流情報の見える化を実現するとともに、国際規格を策定する国際組織のGS1が定める UDI(医療機器の固有識別)のデータ管理にも在中国日系企業として初めて対応可能となった。これによりトラブル発生時の管理や商品回収時においてスピーディな対応が可能になるなど、ソフト面においても大きな拡充となる。