いすゞ自動車は、栃木工場内に、小型トラック向け新型ディーゼルエンジンの生産を行う新しい工場を新設し、このたび生産を開始した。
この新工場では、国内市場向け小型トラック「エルフ」に搭載する、平成28年排出ガス規制に対応した新型エンジンの生産を行う。栃木工場では、従来から大型および中型トラック搭載用のエンジンを生産しているが、これにより国内市場向け小型トラック用エンジンの生産が加わることになる。なお、海外市場向け小型トラック用のエンジンは、引き続き藤沢工場で生産していく。
新エンジン工場は、スマート工場としてIoTの活用による徹底した品質管理や、セル生産方式(複数の工程をグループ化)採用での生産性向上を図るとともに、加工ライン飛散物回収システム導入による臭いや汚れの低減化や作業負荷軽減を狙ったフロアーのフルフラット化、工場内照明の全灯LED化など、人に優しくクリーンで、かつ環境負荷の少ない最新の工場となっている。