センコー、ケンタッキー物流センターの規模拡大

センコーの米国子会社「SENKO(U.S.A.)INC.」(米国イリノイ州)が、米国中東部での事業強化を目的として、ケンタッキー物流センター(同国ケンタッキー州)の増築工事を進めていたが、このほど工事が完了し、8月9日から増築部分の営業を開始した。

今回の増築工事では、従来6,400平米だった保管面積を3倍近い1万8,000平米に拡張した。冷蔵倉庫の拡張と合わせて冷凍倉庫も新たに設置し、冷蔵・冷凍倉庫を合わせた低温部分は1,300平米から3,900平米に拡張した。同社の北米事業は、米国の製造事業所の集積地である東部地区における自動車産業や食品産業をターゲットにSCMの輸配送拠点として拡大を図っている。中でもケンタッキー州は米国東部の中心に位置し、物流のハブ拠点として優れた立地である事から、SENKO(U.S.A.)は2011年7月にケンタッキー物流センターを開設。同地には日本企業も数多く進出しており、日系企業や現地企業などの客向けに保管や配送などの物流サービスを提供してきた。今後、食品やケミカル製品などを対象に高付加価値な低温物流サービスの拡大を図る。