鈴与、メドライン・ジャパンとSUD再製造事業化における共同研究を推進

鈴与はこのほど、医療用品の製造販売を行うメドライン・ジャパン(東京都文京区)と再製造単回使用医療機器の事業化に向けて、共同研究を推進していくことで合意した。

再製造単回使用医療機器とは、単回使用医療機器(一回に限り使用できることとされている医療機:SUD)について、医療機関で使用されたあと、医療機器の製造販売業者がこれを収集し、検査・洗浄・滅菌等の処理(再製造)を行い、同一の使用用途の単回使用医療機器として再び製造販売するというもの。

米国においては2000年代初頭から、EU諸国でも2017年5月に再製造に係る規制を含む医療機器規則(MDR)が施行されるなど、再製造単回使用医療機器にかかる制度がすでに導入されていることなどをふまえ、日本でも2017年7月に法改正が施行された。そのような中で、メドラインと同社では、双方のノウハウを活用し、病院経営のコスト削減に寄与すべく研究、推進をしていく。