日本通運は7月9日、今年1月に竣工した「原木インターナショナルロジスティクスタウンNO.2」(千葉県市川市)において、成田空港と関西空港に同社が保有する倉庫に続き、国内3カ所目となるTAPA-Class A認証を取得したと発表した。
TAPAは、Transported Asset Protection Associationの略で、警備の専門家とハイテクや家電関係企業の警備担当者が参画し、貨物輸送の安全性向上、高付加価値商品の資産保全を目的として活動している米国でせ設立された非営利団体。TAPA認証制度とは、製品の輸送・保管中の紛失・盗難を防ぐためのセキュリティ(保安・警備)規格であり、その認証基準はTAPA FSR(TAPA保安要求事項)を満たす内容に応じて、Class AからClass Cまで3段階に分かれている。
同施設は、TAPA-Class A認証を取得することを前提に設計、建設しており、高度な保安・品質管理が求められるハイテク機器・医療機器などを取り扱うことができるよう、24時間有人警備や入退室管理システムなどの各種セキュリティシステムを導入している。