日本通運は、東南アジア・南アジア発日本向け自社組み立て式の海上ハンガーコンテナサービス「アロー・ハンガー・キット」を11月から本格的に開始する。
アパレル製品の生産拠点が中国から東南アジア・南アジアにシフトしているため、同地域において専用のハンガーコンテナの需要が増えている背景があり、専用のコンテナを回送するために数日かかる問題があった。同社が販売する海上ハンガーコンテナは、通常のDRYコンテナに独自で開発したハンガーキットを装着することで、専用のハンガーコンテナと同等の機能を持たせたコンテナとなる。これにより、あらゆる船会社のコンテナ(20フィート、40フィート DRYコンテナ)での対応が可能となり、顧客が希望する本船スケジュールにあわせて、同サービスを利用できるようになる。
また顧客ニーズに応じたハンガーキットの製造、開発も行えるため、オーダーメードのハンガーコンテナを準備することも可能となるほか、同社が顧客の希望するスケジュールにあわせて海上ハンガーコンテナを提供することができるため、商品供給のリードタイムの削減が可能になる。同社はまずベトナムとカンボジアから日本向けサービスの販売を開始、今後ミャンマー、インドネシア、バングラデシュへ拡大する方針だ。