日本GLPは6月12日、千葉県流山市での先進的物流施設「GLP流山II」の竣工式を行った。現在、一棟賃貸を前提とした賃貸借契約締結に向け、最終調整中。3棟から成る総延床面積約320,000平米、投資総額約590億円のGLP流山プロジェクトは、2016年9月から2017年10月にかけて3棟が順次着工し、「GLP流山I」は2018年2月に竣工済み。
GLP流山IIは、地上5階建て、延床面積96,435平米でプレキャストコンクリート造・免震構造の先進的物流施設で、都心から約25キロ、常磐自動車道「流山」ICから約1キロに立地する。
GLP流山プロジェクトの最大の特徴は、生産加工、保管、流通加工、配送まで、物流プロセスをトータルで支援する次世代型施設を目指した点。「GLP流山II」は、各階への効率的なアクセスを可能にするダブルランプウェイを備え、4階では重量物向けに低床バースの高床荷重エリア(2.0トン/平米)を整備すると同時に、将来のメザニン床の設置にも対応した施設設計も取り入れている。加えて、業界初の取組みとして、「GLP流山I」および「GLP流山II」の2施設に入居する企業が共通して利用できる「共同荷受システム」を導入した。同システムは、入居企業のトラック受付を共同荷受室内のタブレットで行い、接車予定時間や呼び出し時間をドライバーの携帯電話にSMSで知らせ、待機時間を明確化すると同時に、入居企業も待機時間の記録により、荷受作業全体の効率化を推進出来るシステム。