山九、オマーン・ソハール製油所で装置オペレーションおよびメンテナンス業務を受注

山九サウジアラビア現地法人は、7月末にオマーンにおけるソハール製油所の石油コークス装置オペレーションとメンテナンス業務の契約をした。今回業務を受注したのは、オマーン大手の石油精製・化学品会社のORPICが運営するソハール製油所。受注作業内容は①コークカッティングオペレーション、②コークス保管取扱、③コークスのダンプトラック輸送、④上記①、②の機器メンテナンス。契約期間は4年間で1年更新最大2年のオプションを有する。

今回受注に至ったのは、サウジアラビアにおける製油所関連のメンテナンスやオペレーションサポート(操業支援)の実績と経験を同社が豊富に有していること。また、石油の精製過程で副産物として発生する石油コークスの切断作業コークカッティングオペレーションにおいても、毎日千数百トンの大量に発生する石油コークスに対応できる十分な実績を同社が日本国内およびサウジアラビアで有していることが評価された。

ソハール製油所は2006年に完成した製油所。同社は今年12月頃からの作業開始を目指し機材や要員などの準備とともに、山九サウジアラビアのオマーン支店を開設準備中。オマーン支店は準備が整い次第現地法人化予定となっている。