上海通運、江蘇省最大の国際港に新事務所

日本通運の現地法人、上海通運国際物流(以下、上海通運)は3月4日、江蘇省太倉市に新たに事務所を設立し、2015年2月1日から営業を開始したと発表した。

上海港は、物流量の増大や上海市の車両通行規制等により慢性的に混雑しているため、同じ華東地区で上海港から約90kmという近さにある「太倉港」が国際貨物の新たなゲートウェイとして注目されている。

上海通運では、今後の太倉港での取扱数量増大を見込み、このほど新たに太倉市に事務所を開設。新事務所は、太倉港に近接、太倉税関や他の行政機関にも近く、今後、太陽光パネル関連及び自動車部品関連をターゲットとした輸出入フォワーディング業務をはじめ、太倉港を結節点とした内航輸送、外航輸送の接続サービス、及び内航船を利用した長江流域物流(江蘇エリア発中国中西部向けサービス)、太倉港発華北、華南地区沿岸部向け物流サービスを提供していく。