日本通運、ラトビア経由でスピーディーな一貫輸送を実現

日本通運は2月6日、2015年1月から新たに、ラトビア共和国リガ港経由のロシアおよび中央アジア向け、一貫輸送サービスを開始したと発表した。

ロシアおよび中央アジアへの陸揚げ港として長い歴史を有するリガ港では、同社が出資するPortek社が、リガ・ユニバーサル・ターミナルを運営し、柔軟かつ高品質のサービスを提供している。
同ターミナルを利用したトライアル輸送を実施し、従来のサンクトペテルブルグ港を経由する輸送サービスと比べて、約5%のコストダウンと4日~5日間の輸送日数短縮が可能となることが確認されたことから、今回、Portek社、欧州日通、南アジア・オセアニア日通の協同で、同ターミナルを利用した一貫輸送サービスを開発するに至った。

■リガ港経由のメリット
1.モスクワ以南地域への競争力ある運賃・港湾保管料および輸送日数の短縮を実現
2.不凍港のため、冬季でも安定したスケジュールを確保
3.港湾混雑が少なく、電子システムによるスピーディーな保税転送サービスを提供
4.同社が出資するPortek社による柔軟かつ高品質のサービスを提供