日本通運は8月21日、同社現地法人の日通インドネシア物流とNEXロジスティクスインドネシアが、それぞれ6月と7月に、インドネシアのハラール認証機関であるインドネシア・ウラマー評議会食料・薬品・化粧品研究所からハラール認証を取得した。
人口のおよそ9割がイスラム教徒で占められているインドネシアでは、ハラール製品の需要が高いうえ、経済発展による消費需要や人口増加により、ハラール市場のさらなる拡大が見込まれる。また、2019年にインドネシアで流通、取引される食品・化粧品・医薬品にハラール認証取得義務を課す法律の施行も予定されており、同国国内の消費者および関連企業の注目が高まっている。今回、認証を取得した日通インドネシア物流では、すでに1万8,000平米の倉庫で、グローバルに事業展開される客のハラール食品の取り扱いを開始している。
今回、両社が認証を取得したことで、今年4月に取得したインドネシア日本通運と合わせて、グループ3社が航空・海運フォワーディング、倉庫保管および配送までの包括的なハラール物流サービスの提供が可能になる。