センコー、上海の新拠点でアパレル物流を展開

センコー子会社の上海扇拡国際貨運(上海市)は、上海紡織集団子会社の上海紡織物流と、中国国内を中心とした物流のサプライ・チェーン構築や人材育成など、広範囲なパートナー関係を築くため、12月22日に業務提携契約書を締結した。

上海紡織集団は、中国最大手の総合繊維企業で、コア事業のアパレル製品、自動車用シート、生活用品等のライフスタイル関連商品の製造・販売を行っており、中国国内に約6,000店舗を持つ。同社は中国国内の販売拡大、アセアン諸国等からの原材料の調達強化、輸出入取引の拡大などの方針を打ち出す。海外事業の強化も図っており、今後、さらなる物流基盤の整備・拡大を必要としている。

センコーは、今回の上海紡織物流との提携により、上海紡織集団が取り扱うアパレル製品、自動車用シート等の物流ネットワークを構築し、中国でのさらなる事業展開を図る。具体的な取組みとして、上海紡織物流が上海市青浦区に建設する物流センターを上海扇拡が賃借し、2018年1月から業務を行う予定。

新センターは、常温に加え、冷凍・冷蔵エリアも設置した三温度帯とし、センコー、ランテック、 シノトランスエアの3社合弁による冷凍・冷蔵物流ネットワークの拠点としても使用する。