日野自動車はこのほど、ロシアに組立工場を建設することを決定した。10月9日にモスクワ州政府庁舎で、モスクワ州と日野ロシア間の協力契約の調印式が行われた。
新工場での生産開始は2019年の予定。同社は2008年にロシア市場に参入して以来、中・小型トラックを中心に、販売台数を拡大。2017年9月末現在で累計約1万2,000台の日野トラックをロシアで販売した。さらなる販売拡大のための競争力強化と現地に根付いたHINOブランドの確立を目指して、今回、現地で組立を行うことを決め、協力契約に至った。
新たに建設する組立工場は、モスクワ中心部から北西へ約1時間、シェレメーチエヴォ国際空港から約15分とアクセスが良い立地にある。2018年春に着工し、2019年央に生産を始める計画で、生産台数は年間約2,000台、新たに約50名の雇用創出が見込まれる。