グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は大阪府枚方市で延床面積約11万9,000平米のマルチテナント型物流施設「GLP枚方III」の開発を行うことを発表した。2017年春から夏に着工予定で、2018年夏から秋に竣工予定。総開発コストは約230億円。現在、GLPは関西で23棟の施設を開発・運営する。
「GLP枚方III」は、大阪内陸部に位置し、国道1号線を経由することにより大阪・京都へアクセス出来るほか、第二京阪道路の「枚方東IC」より3キロに立地し、エリア配送や広域の配送拠点として活用出来る。今後、第二京阪道路と新名神高速道路の結節点となる「(仮称)八幡JCT/IC」が計画されており、その開通が実現すると交通利便性は飛躍的に向上する。また、近隣に住宅地や大学が複数あり、労働力の確保の点からも好立地といえる。
地上5階建ての「GLP枚方III」は、食品、小売、日用雑貨、医療、情報機器などこのエリアの幅広い業種にわたるテナントニーズをふまえ、ダブルランプウェイ、中央車路を備え、垂直搬送機、荷物用エレベータも設置可能なため、複層階として利用でき、一部で将来の低床にも対応可能で、幅広い業種の物流ニーズに応える。建物構造としては、プレキャストコンクリート造・免震構造を採用し、人や物の安全性を確保するほか、全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備も兼ね備える。なお、「GLP枚方III」はLEED GOLD認証の取得を目指す予定。