三菱ふそう、新型モデル導入で中東での販売を強化

三菱ふそうトラック・バスは、ダイムラー・トラック・アジアとして協業するダイムラー・インディア・コマーシャルビークルズ社と協同で、新型モデルを中東3カ国で発売した。その他の中東市場でも順次販売を開始する。

FUSOはUAEのドバイで11月18日、中型トラック「FA」および「FI」、大型トラック「FJ」および「FZ」の発売イベントを実施。FUSOにとってUAEは2番目に大きな輸出市場であり、2014年には約60%のマーケットシェアを獲得。オマーンとヨルダンでも新型モデルを発表し、さらにカタールとサウジアラビアで年内にも販売を開始する。

中東地域では、小型トラック「キャンター」、中型トラック「ファイター」、大型トラック「スーパーグレート」、そして小型バス「ローザ」および商用バン「キャンター バン」といった幅広いラインアップを展開し、強固な基盤を築く。FUSOは新型モデル導入で、中・大型の製品ラインアップの強化を図り、客の選択肢を拡大するとともに、耐久・燃費性を求める市場のニーズに合った製品を提供する。

親会社であるダイムラーの商用車部門は中東・北アフリカ地域で、現地顧客との関係強化、市場変化への迅速な対応、リードタイムの短縮を目的として10月末、UAEのドバイにリージョナル・センターを開設した。同センターは、商用車事業部門が開設を予定する世界6カ所のリージョナル・センターの第1号となる。今後、数カ月以内に、中央アフリカ、南アフリカ、南アジア、東南アジア、ラテンアメリカでも、同センターを順次開設する。