センコー、定温輸送のランテックを傘下に

センコーは、7月31日開催の取締役会で、株式会社ランテックとの間で、資本業務提携を行い、ランテックの取締役の過半数を同社から派遣することを決議すると同時に、ランテックが発行する株式の29.8%の譲受とランテックが発行する株式の17.9%を保有する株式会社光輝の譲受により、ランテックの議決権総数の47.7%を取得して連結子会社にすることを決議した。

定温輸送を主力とするランテックは、冷蔵倉庫業をはじめ物流全般の事業を行っており、特に保冷車(JR冷凍コンテナ含む)を主体とするトラック台数は1,000台強を保有するとともに、九州から関西、関東、東北地区まで冷凍冷蔵保管拠点を設置し、協力会社との連携で定温物流の全国ネットワークを構築している。

今回の株式取得は、センコーの量販・小売分野をはじめとする物流ノウハウと、ランテックの持つ定温物流のノウハウを一体化させることで、互いの顧客ニーズを補完し、さらなる新規顧客開発が行えると判断したため行われた。