山九(東京都中央区)は7月7日、中国のニット分野第2位の繊維大手企業「即発」と中国における物流業務運営会社設立に合意し、両社合弁による新会社「青島捷順利達物流有限公司」設立合弁契約書を締結したと発表した。
今後は日本で行われていた検品・検針機能を中国側で実施するほか、グローバル・サプライチェーン上の流通作業工程を上流で行う事により、ダイレクト納品、リードタイム短縮に繋がり、トータルコストの削減が可能となる。
今回の新会社は、これまでの同社の中国における8現地法人と異なり、中方パートナーが製造業であることが特徴。山九としても中国における作業獲得のみならず、日本での輸入貨物を取り込むことで新しいビジネスモデルの構築を目指す。なお、今回の新会社設立に伴い新たに物流センターを12月に開業する予定。