郵船ロジスティクス、アフリカ向け定温海上混載サービス開始

郵船ロジスティクスは11月19日、来年1月から欧州の医薬品業界で初となるアフリカ向けの定温海上混載サービスを開始すると発表した。ベルギー・アントワープから南アフリカ・ケープタウンのダイレクト輸送を週一回のスケジュールで行う。同サービスで温度管理による高品質な輸送と、トラック・海上輸送の混載サービスでコストメリットを実現する。

対象となるのは主に欧州で製造された医薬品。定温混載トラックの配送網を駆使し、欧州全土で集荷した医薬品をアントワープにある約50,000m2の同社医薬品専門倉庫に集約し、冷蔵コンテナへバンニングの上、海上輸送する。南アフリカ到着後は現地代理店の保有するGDP(医薬品の物流に関する基準)倉庫や温度調節トラックを活用し南アフリカ国内のほか、ナミビア・ボツワナ・モザンビークなど近隣諸国まで厳格な温度管理で配送する。

同社は10月に南アフリカ・ヨハネスブルクに駐在員を派遣し、同地での体制強化を進めているほか、来年中には、同サービスの東西アフリカレーン拡充も予定している。