郵船ロジスティクスは1月24日、深刻なドライバー不足に対する取り組みとしてトラックの配送効率を高めることと、客に安定したより良いサービスの提供を目的に、平日配送される首都圏エリアへの輸入貨物を対象に、1月から混載便での早朝配送サービスを開始した。
対象となる貨物は成田空港から搬出される輸入貨物で、これまでの実績から早朝配送が可能と検証した首都圏エリアへ配送されるもの。通常、時間指定する場合はトラックのチャーター手配が必要だが、配送効率の良い早朝時間帯に自社運行管理による合積み輸送を基本としたサービスを展開することで、個別にトラックを仕立てることなく、料金が割安な混載便での時間指定を可能にした。
早朝配送の時間指定は午前6~7時、午前7~8時、午前8~9時の3種類の時間帯で手配可能。このサービスは、通常の輸送と同様にパレットや木箱貨物も対象で、複数小口も1件として受託する。現在は平日のトラック出発後、2時間以内にファーストデリバリーが可能なエリアを対象としているが、将来的には首都圏全域を配送対象に拡大することに加え、配送可能な曜日を増やすことを検討している。また同サービスを輸出貨物の集荷とも連携させ、ラウンドで効率よく配送・集荷できる仕組みづくりも検討していく。