三菱ふそう、川崎工場にガスエンジンコージェネレーションシステムを導入

三菱ふそう(神奈川県川崎市、MFTBC)は1月15日、川崎工場にガスエンジンコージェネレーションシステムを導入し、運用を開始したことを発表した。

コージェネレーションシステムは1次エネルギーから2種類以上の2次エネルギーを連続的かつ同時に生成するシステム。発電時に発生する廃熱を利用して蒸気や温水を作り、生産ラインに供給することでエネルギーをより効率的に活用できる。

今回、20年間使用していたガスタービン式コージェネレーションシステムを最新のシステムへと変更し、加えてシステムに合わせた冷暖房システムの大規模リニューアルを行なった。

今回導入した発電電力5,750キロワットのガスエンジンを利用することで、川崎工場で使用する電力量の約半分をまかなう。また、発電時の排熱を利用した冷温水ネットワークを構築し、セントラル冷暖房システムとして川崎工場内に点在するオフィスや生産ラインの冷暖房に活用し、職場・作業環境の大幅な向上を図っている。2018年12月末に川崎工場敷地内に完成した本社「プロダクトセンター」へも導入。生産プロセスに利用する電力の供給だけでなく、発電時の排熱を冷暖房として同時に利用することで、エネルギー効率を高め、CO2排出量を削減し、地球環境保全に寄与していく。