日本通運は、2月14日に首都圏における基幹空港である成田・羽田の両拠点において、「AS9120」認証をフォワーダーとして初めて取得し、対応拠点を拡張した。
AS9100シリーズは、品質の国際規格となるISO9001に、欧米の航空宇宙産業各社が設立した国際航空宇宙品質グループ(IAQG)独自の要求事項を補完した規格として米国で制定されているもの。「AS9120」は、部品の保管、配送を行う組織へ適用され、物流事業者のほか、卸売業者・商社などを対象としている。同社は、2011年9月に原木インターナショナルロジスティクスタウンで同認証を取得して以降、日本の航空宇宙産業における開発・生産の重要拠点である中部地区や、世界の航空宇宙産業集積地であるアメリカ・フランスで認証拠点の拡大を図る。
今回の認証取得により、米仏の基幹空港、中部空港のみならず、日本の航空貨物の輸出入窓口である成田・羽田空港も「AS9120」の品質ネットワークで結ぶことで、航空宇宙産業に携わる客へ、日米欧を結ぶ自社ネットワークによる高品質かつハイスピードなサービスを提供する。