鉄道・物流5社、共同で鉄道を活用した物流実証実験

東京地下鉄、東武鉄道、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の5社は、2016年9月から10月にかけて、東京メトロ有楽町線から東武東上線において、既存の鉄道施設を活用した物流実証実験を共同で実施することを発表した。

実証実験は、物流に関する交通渋滞、CO2排出量の削減、トラックドライバー不足等の社会的課題の解決策として想定されている、旅客鉄道の輸送力を活用した貨物輸送に関するもの。実験パターンとして、「拠点間輸送」と「拠点~駅間輸送」の2パターンを実施。両実験とも、乗客が利用できない実験専用ダイヤを設定し、今年9月から10月にかけて合計10回行う。

実験終了後は、取得したデータや旅客輸送に与える影響、物流各社のニーズ等を勘案し、トラック輸送から旅客鉄道を活用した貨物輸送への転換の実現可能性を検証する。