日本通運は、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)がシンガポールで6月11日に開いた熊本フェアをサポートした。JF熊本漁連・天草漁協が水揚げした鮮魚を、同社独自の技術「sea snow」を用いて、新鮮なままシンガポールまで輸送した。
JF全漁連はシンガポールに開設した、グループ初の海外アンテナショップで、日本の海産物の認知度アップと輸出増加を目指し、月ごとにフェアを開催している。6月は震災復興支援の一環で、熊本フェアが開催され、6月11日には現地のレストランオーナーなどを招き、熊本・天草地区で捕れた鮮魚の料理方法指導や試食会、商談が行われた。日本通運は天草漁港から、熊本空港、成田空港を経由しシンガポールの店舗まで、一貫輸送を行ったほか、鮮魚の梱包に「sea snow」を利用し、これで魚体を包み込む事で酵素分解を抑え、長期間高鮮度を保持した。