阪急阪神エクスプレスは、4月1日から日本発香港向けの航空輸出混載において、マスターAWB(航空運送状)とハウスAWBを含めたすべての船積書類を電子データ化したペーパーレス混載を開始した。
同社は、IATA(国際航空運送協会)が推進する紙の書類に代わって電子情報を用いてコストや輸送時間の削減、正確性、セキュリティーの向上を図る「e-Freight」計画に参画し、これまでも2013年のIATAマルチラテラルe-AWB契約締結により、航空輸出混載におけるマスターAWBの電子化を推進してきた。
このほど、更なる書類電子化を目指し、輸入される航空貨物の99.5%が電子データで処理されている香港を対象に、航空会社や香港現地法人との検証を重ね、ペーパーレス化のスキームを構築。ペーパーレス混載により、今まで以上に安全・確実・迅速な輸送が可能になり、紙資源消費の削減も実現する。