センコー、千葉にケミカル物流の新拠点を開設

センコーはバルクコンテナ物流サービス強化のため、「袖ヶ浦バルクコンテナセンター」(千葉県)を1月15日に開設した。バルクコンテナは、粒体、粉体の樹脂原料などを輸送するためのコンテナで、客の工場内のサイロから直接充填し、配送先の工場のサイロに直接投入するもの。

従来のフレコン・紙袋を使用した輸送に比べ、物流効率化、異物混入リスク低減などのメリットがある。また、コンテナを海上輸送、鉄道輸送にモーダルシフトし、環境負荷を低減することもでき、同社では積極的にバルクコンテナ輸送を推進している。袖ヶ浦バルクコンテナセンターは、コンテナを屋外保管する物流センターで、京葉地域に立地するケミカルメーカーの樹脂原料などの取扱物量を拡大させるため開設した。

新センターは従来の袖ヶ浦バルクターミナル(約1万8000平米)の2倍に近い約3万3000平米の保管面積があり、最大で1,884基のコンテナを保管(最大貯蔵量約2万トン)することができる。また、新センターにはコンテナ内洗浄などを行う作業用テントを2棟、荷役機器として43トントップリフター1台、24トンフォークリフト2台を備えるほか、コンテナを効率的に運用するため、バルクコンテナ管理システムを導入している。