三菱ふそう川崎工場、ダイムラーの北米ブランド向け部品を初供給

三菱ふそうは12月26日に、同社の川崎工場から北米のダイムラー商用車ブランドである「フレートライナー」向けアクスル部品を初めて供給する。

川崎工場が生産するのは、アクスル部品の一部でファイナルドライブ部分を構成するギアセット。現在、同部品はダイムラーの独カッセル工場とブラジルのサンベルナルド工場、またダイムラーのグループ会社でエンジン・アクスル・トランスミッション製造メーカーの米デトロイト・ディーゼルの工場で製造されている。今回、ダイムラー商用車部門の北米事業の好調による需要増に対応するため、川崎工場でもギアセットの機械加工を行ない、北米の同工場でアクスルに組立て、フレートライナーの工場で車両に組付けする。

同社は川崎工場の生産能力を有効活用し、ダイムラーのグループ内の部品供給の安定化に貢献する。川崎工場での年間生産量は6,000セットで、初回出荷は12月の予定。