ヤマトホールディングスは10月13日、現地法人のヤマトロジスティクスインドがインド有数の工業集積地であるグジャラートとチェンナイに新たに事務所を設立したことを発表した。
近年、日系企業の進出が著しい両地域に拠点を開設し、より身近で赴任者の海外引越や生活支援サービスを展開するとともに、同社の強みである「製造」、「梱包」、「物流」を一体化したプロダクツロジスティクス事業の規模拡大を目指す。
グジャラートは、インド政府が推進するデリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)を通じて一大産業地域の形成を目指す地域の中心部に位置し、西ヨーロッパ・中東・アフリカとの海洋貿易上のゲートウェイとして発展する工業集積地。また、チェンナイは、インド東海岸に面する巨大港湾施設を有することで、東アジア・アセアン諸国との海洋貿易上のゲートウェイとして発展を続けるインド第2の工業集積地。両地域には地理的利点および港湾・道路等のインフラに着目し自動車産業を中心とした多くの外国企業が進出している。