日通、温度管理が必要な医薬品の国際航空輸送サービス を強化

日本通運は、品質保持のため長時間確実な温度管理が必要な医薬品を簡易な方法で一定の温度に保って輸送する国際航空貨物の新サービス、ネックス-ファーマテンプシュアクールエース(以下、Cool A)とネックス-ファーマテンプシュアサーモ(以下、Thermo)の販売を4月1日から開始した。

Cool A(クールエース)は、専用の保冷輸送容器と特殊な冷却材を用い、容器内を2~8℃(冷蔵温度帯)に保って輸送する。冷却材はボタンを押すだけで冷却が始まるため、これまで同温度帯を輸送時に維持するために必要だった予冷や保冷剤の交換が不要となった。

Thermo(サーモ)は、専用の保温輸送容器と特殊な蓄熱材を用い、容器内を15~25℃(定温帯)に保って輸送する。この温度帯では同社初めての航空輸送サービスとなる。両サービスとも長時間一定の温度を保つことができるため、米国向け、欧州向けなどの長距離輸送が可能。