横浜ゴム、ボーイング社とウォータータンクの供給契約更新を発表

横浜ゴムは12月15日、ボーイング社との間で同社に納入している飲料水用ウォータータンクの供給を継続する契約更新を行ったと発表した。横浜ゴムは現在、ボーイング社の民間航空機である737、747、767、777型機に飲料水用ウォータータンクを納入している。今回の契約には、ボーイング社のベストセラー単通路旅客機である737型機の後継機にあたり、これまでに47の顧客から約2,300機を受注している737MAX型機への供給も含まれている。

横浜ゴムは1980年にボーイング社の民間航空機のサプライヤーとなり、現在では飲料水用ウォータータンクのほか、737型機用のラバトリーモジュール、747-8型機用の機内用階段も供給。今回の供給契約の更新により、今後も長期にわたる同製品の安定的な受注が期待される。

横浜ゴムは世界的なタイヤメーカーであると共に、国内有数の航空部品メーカーの1社。航空部品事業部では、長年にわたって培われたゴム、金属、複合材といった固有の技術を基に、燃料や飲料水タンク、断熱材、軽量複合材、音響材、ハニカム構造材などの様々な製品を製造、販売しているほか、航空分野以外では、船舶・海洋製品向けに音響材なども開発している。