アスクル（東京都江東区）は、競争力のある物流・配送力の実現を目的に、既存の福岡センター（福岡県糟屋郡粕屋町）の移転拡充を計画していたが、このほど「ASKULロジパーク福岡」の稼働に向け、7月14日に起工式を実施した。
2016年1月に新設予定の同施設は、アスクルが福岡市より取得した福岡市東区（福岡アイランドシティ）の用地に、九州・沖縄エリアをカバーするアスクルの法人向け事業の新たな物流拠点として建設予定。
延床面積は約54,842平方メートル（約15,984坪）と既存の福岡センターの約２倍の広さを誇り、大幅に在庫保管能力が向上する。また予定地である福岡アイランドシティは、博多港、福岡空港、博多駅、福岡インター、JR貨物など陸海空の交通連結点が半径10キロ以内に集積するなど好立地。将来的には、一般消費者向け事業「LOHACO」の物流拠点としても機能拡張する可能性がある。同施設の新設により、既存の福岡センターほか福岡県内にある複数の物流拠点を機能集約・統合し、より効率的な物流運用を図る。