日野自動車とTRATON(ドイツ)は9月18日、戦略的パートナーシップの進展について発表した。両社は電動車/電動技術における協力と調達ジョイントベンチャー会社の設立という2つの戦略的取り組みに向けて合意した。
電動車/電動技術において、両社はより短期間で開発成果と商品を共有していく。日野は電動化において25年を超える歴史があり、世界一の市販済ハイブリッドトラック・バス台数を誇る。また、来年には日本で世界初のAI勾配先読みハイブリッド制御を採用した大型のハイブリッドトラック/日野プロフィア ハイブリッドを発売予定。
電動車/電動技術において、両社は補完的なパートナー関係にあり、TRATONは大型、日野は中型・小型に強みがある。両社の強みを合わせることによって、双方のイノベーション力を高めることができる。新たに設立予定の調達ジョイントベンチャーは両社平等な権利のもと、調達相乗効果を高めるべく、小さな組織で効果的な運営を目指す。ジョイントベンチャーの設立に向けた覚書はすでに調印が行われ、今後は2019年後半の会社設立に向けた独占禁止法の事前相談が予定されている。