日本通運はタイ現地法人の日通ロジスティクスタイランドが、6月1日を発効日として、タイの運輸省陸上輸送局からGMS(大メコン圏)関係国のタイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国間の越境交通許可証を取得した。
GMS越境交通許可証は、今回タイで500台の許可証が発行された。同社は日系企業では最多となる12台分の許可証を取得した。同社グループでは、2~3カ国間の越境交通許可証を所有し、同地域のクロスボーダー輸送サービスを展開しているが、従来の許可証はいずれも通行国があらかじめ定められている。今回取得した許可証は、段階的に通行国の制限が無くなり、最終的にはGMS関係国いずれの国でも自由に相互通行できるようになる。
今回取得した許可証により、一部の国境で必要だった貨物の積み替えが不要となり、積み替えによる荷物へのダメージを低減し安心で高品質なサービスのご提供や積み替え作業がなくなることで輸送時間の短縮が可能となる。