国土交通省は自動車運送事業者向けに、運転者の脳健診の受診等、脳血管疾患対策のために知っておくべき内容や取り組む際の手順を具体的に示した「自動車運送事業者における脳血管疾患対策ガイドライン」を策定した。
近年、事業用自動車の運転者が疾病により運転を継続できなくなる事案が増加。その中で最も多いのが脳血管疾患で、運転者に関する脳血管疾患対策が必要となっている。同省では、産官学の幅広い関係者からなる「健康起因事故対策協議会」を設置。今回、同協議会での議論を受けて、脳血管疾患対策ガイドラインが策定された。
自動車運送事業者がガイドラインを活用することにより、脳健診の受診や治療の必要性について理解が浸透し、事業者による自主的なスクリーニング検査の導入が拡大することが期待される。