鈴与、フィリピンで日系初の低温物流をスタート

鈴与は、フィリピン現地法人の鈴与フィリピンで、4月から現地国内の日系物流企業で初めて低温物流のサービスをスタートさせた。

鈴与フィリピンは、低温物流の開始にあたって、首都マニラに隣接する経済中心都市のマカティ市に新たな倉庫を構え、また冷蔵・冷凍の2温度帯の同時配送が可能な車両を導入した。新しい倉庫拠点は、マカティ市西部に位置し、冷凍・冷蔵・定温・常温の4温度帯を完備する。新拠点から多くの食品小売業やレストラン、フランチャイズ店舗への小口店舗配送を実現し、客の要望に合わせた多様な温度管理サービスの提供が可能になる。

また車両には、2温度帯の同時配送が可能な機能を備え、加えて全ての車両にGPS、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダーも装備。各車の現在地、速度、温度をリアルタイムで遠隔地から管理出来るシステムを構築した。同社ではこれらの倉庫や車両を活用し、同国で成長率が高い食品分野を主とする消費財市場の物流をターゲットに業務を展開していく。