SBSトランスポート、60歳以上のドライバーを対象に脳MRI検診

SBSトランスポート(東京都世田谷区)は、7月に一般社団法人運転従事者脳MRI検診支援機構の助成制度を活用し、60歳以上のドライバーを対象とした「脳MRI検診」を実施た。

脳MRI検診とは、未破裂動脈瘤の発見に特化した新しい脳のスクリ-ニング検査。 脳卒中の中でも「くも膜下出血」は突然発症し予知することが困難なため、発症リスクを早期に発見し予防することが重要になる。近年、自動車運送事業におけるドライバーの高齢化が進む中で、健康状態に関わる車両の事故・事案が数多く発生しており、同社では、このような健康起因事故防止のため、ドライバーの健康管理を強化する一環として、脳MRI検診を実施することになった。

検診は、60 歳以上のドライバー35名を対象に、1人2万円の費用を会社が全額負担することで、受診を義務付けた。所見のあったドライバーには、専門医の紹介をするほか、 日常の点呼時に意識的に声掛けするなどして、継続的な体調管理を行う。