三井倉庫ホールディングスは5月22日、兵庫県神戸市で建設していた新たなヘルスケア事業専用物流施設、西神戸事務所第2センターが完成し、6月から本格稼動を開始すると発表した。
同センターは2012年11月に竣工した西神戸事務所第1センターと同様、ヘルスケア関連拠点が集中する神戸流通センター内にあり、神戸淡路鳴門自動車道の布施畑インターチェンジに近く、東西南北につながる広域幹線道路網を通じて、西日本のみならず全国各地への配送が可能な立地条件で、医薬品・医療機器のセンター運営から配送まで一貫した物流サービスを提供する。
今後、同センターに続き、東日本におけるヘルスケア事業専用の物流拠点として埼玉県加須市でも同スペックの施設を建設中で、これにより東西両拠点でヘルスケア専用の高機能物流施設を稼動させる。これらの施設は、今後の需要の伸びが見込まれる医薬品・医療機器の高度な品質管理への対応、市場への安定供給とともに、施設の東西分散化により客のBCP対策にも貢献しうる物流施設として運営する。