佐川急便、大丸有地区に電気トラックを導入

佐川急便は3月13日、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区のグリーン物流構築の一環で、3月1日から電気トラックによる集配業務の開始を発表した。

同社では、昨年10月1日から「大丸有・神田地区等グリーン物流促進協議会」および「大丸有地区エリア集配実験実行部会」とともに大丸有地区全体の物流コーディネート業務を協同で行っており、エリア内のグリーン物流の構築を検討している。

同協議会からは、かねてから物流事業者各社へ低公害車両への転換促進の要望があり、佐川急便はそれに応え天然ガストラックによる集配業務を行ってきた。

このほど、日産自動車の商用電気自動車「e-NV200」を同エリア等の天然ガストラック5台と代替し、エリア内のグリーン化を加速する。

e-NV200は従来の1ボックス車と比較してもさらに低床であることから、乗降性が良く荷物の積み降しを行いやすいなど良好な作業環境を構築することができ、集配作業の効率化につながる見込み。また、e-NV200車両の後部座席に防災用の電源供給機能があり、緊急時の電源としても活用でき、エリア内のBCP対策にも寄与する。