フェデラル エクスプレス(東京都千代田区)は、10月30日付で大阪府障がい者サポートカンパニー優良企業として認定され、大阪府から登録証を授与された。
大阪府障がい者サポートカンパニー制度は、障がい者の雇用や就労支援に積極的に取り組む企業を大阪府が認定登録するもの。フェデックスでは以前から、国内外の各地で障がいのある従業員が活躍。特に大阪府内では、今年4月に稼働開始した関西国際空港内の北太平洋地区ハブにおける、障がい者雇用および勤務する上でのサポート体制が高く評価された。
北太平洋地区ハブでは施設の稼働開始に際し、障がいのある従業員のみで構成する施設清掃チームがある。雇用後の職場での支援が重要と考え、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構による障害者職業生活相談員として認定を受けた従業員が、職場での具体的な相談を受ける。
清掃チームは貨物運搬車両などが行きかう場所でも作業を行うため、安全を確保するために、可視性の高いユニフォームを準備、また清掃用具は扱いやすい一般的なものを使用するなど、設備面でも工夫する。北太平洋地区ハブではこの清掃チームの他にも、社内便の集配や書類整理補助、データ入力業務や顧客からのメール対応など、それぞれの能力を活かすことができる環境で、障がいを持つ従業員が活躍している。