山九は、今年8月8日に日本精蠟（東京都中央区京橋）のタイ現地法人から、タイヤ老化防止用WAX製造設備の建設工事と、その後の構内操業、物流業務を受注した。
受注内容は、タイのレムチャバン港から東に40kmほどにあるヘマラートイースタンシーボード工業団地で年間2万トンのタイヤ老化防止用WAX製造設備の建設を行うというもので、山九は工場建屋と事務所棟の設計・施工、機器・配管設計、制作、据付、配管工事を行う。日本国内とタイにおける長年の業務実績が評価され受注に至った。
工期は2014年8月から2015年7月までの12 ヶ月で、工場完成後には 24 時間体制での構内操業（充填・包装作業）、構外物流（製品運搬、倉庫保管、出荷作業など）と輸出作業も行う。工場完成後の構内要員数は約 50 名を予定。今回の受注は、プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーションサポートの3事業が有機的に結びついた、山九グループのユニークなビジネスモデルが実現できた事例となる。