郵船ロジスティクス、デュイスブルクに新倉庫

郵船ロジスティクスのドイツ法人は1月2日、ドイツのデュイスブルクに26,000m2の新倉庫をオープンした。これにより、デュイスブルクで既に展開する約42,000m2の倉庫を合わせ、同社国内最大の倉庫拠点となる。

ドイツ内陸、河川港として世界最大規模のデュイスブルク港は、オランダのロッテルダムやベルギーのアントワープへの陸上、鉄道、海上輸送の中継拠点として至便なロケーションに位置する。デュイスブルクから半径150kmの経済圏は、3千万人の消費者、6千億ユーロの購買力、30万社の企業を抱えているといわれ、欧州域内の消費地として、またゲートウェイとして注目を集めている。

新倉庫がオープンするのは同港、物流施設の集積地であるログポート地区で、5つの既存倉庫とコンテナターミナルに隣接している。同社は1999年に同地区で倉庫をオープンして以来、家電や自動車関連貨物の取り扱いを中心に拡大を続けてきたが、高まる物流需要を受け今般の倉庫拡大に至った。

新倉庫は一般倉庫スペース20,000m2と危険品スペース6,000m2から成る高機能倉庫。一般倉庫スペースでは家電メーカーなど一般消費財関連の顧客向けにロジスティクスサービスを、自動車関連企業には欧州域内のトラック輸送網のハブ機能を駆使したクロスドックサービスを充実していく。