日本郵船、LNG船の重大事故対応訓練を実施

日本郵船は8月2日、同社が所有するLNG(液化天然ガス)船に重大事故が発生した想定で対応訓練を実施した。

国土交通省海事局、第三管区海上保安本部、一般社団法人海上災害防止センター等が協力し、LNG船で重大事故が発生した場合に想定される事態とその対処について関係者間で検討した。

訓練は、安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」の一環として行われる。「Remember Naka-no-Se」は、1997年7月2日に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故を教訓として、毎年7月1日から2カ月間、安全運航の重要性をすべての社員が再確認する安全キャンペーン。

今回は東京湾を北航中のLNG船の舵に故障が発生し、南航するコンテナ船と衝突後、損傷個所からの浸水により、航行不能に陥ることを想定した訓練を実施した。