川崎汽船のタイ関係会社、ISO28000・C-TPATの認証を取得

川崎汽船の関係会社で、タイ国内で倉庫業・コンテナヤードデポ業を運営しているKCST社は、このほど、サプライチェーンのセキュリティーマネジメントシステム、ISO28000およびC-TPATの認証を取得した。

タイの物流関連企業におけるISO28000およびC-TPATの認証取得事例は数少なく、先駆的事例となる。KCST社は現在タイ国内で4拠点を有する総合物流企業。

ISO28000は物流全体のテロ対策の一環として、物流監視機能の強化、密輸の撲滅、海賊行為・テロ攻撃の脅威への対処、そして安全なグローバルサプライチェーン体制の整備を目的とした企業、団体等の保安レベルの向上に資するための国際規格。

C-TPAT は米国税関が米国貿易関係者(船会社、港湾事業者、内陸輸送業者、製造者、荷主、倉庫業者など)に対し参加を呼びかけているテロ防止・治安確保のための税関・産業界提携活動のこと。参加企業はC-TPATプログラムに示された安全基準を実施し、優良と認められた場合、迅速な通関処理などのメリットが得られる。