GLP寝屋川を開発、2017年春に着工

GLPは大阪府寝屋川市で延床面積約2万7,000平米のマルチテナントと、BTSいずれにも対応可能な物流施設「GLP寝屋川」の開発を行うことを発表した。総開発コストは約50億円で、2017年春に着工、2018年春に竣工予定。

GLP寝屋川は大阪の都心部まで約14キロの内陸部に位置し、新国道1号線、外環状線といった幹線道路へのアクセスに優れ、加えて第二京阪道路の「寝屋川南IC」から約1.8キロ、「寝屋川北IC」より約2.8キロのため近畿自動車道や中国自動車道の利用により、関西圏全体を網羅する広域配送の物流拠点としても最適の立地にある。JR片町線「忍ヶ丘」駅から約1.2キロで、市街地からも近いことから物流の課題とも言える労働力確保の点で優位な立地となる。

同施設は、地上4階建で1階にバースを配置した計画を想定。1社の要望に合わせた専用施設向け、もしくはマルチテナント型施設のどちらにも対応できるように開発計画が進められている。関西内陸部の物流マーケットでは、企業の物流施設に対する潜在的需要があり、GLPが吹田市に開発中の「GLP吹田」でも着工前にアスクルの全棟利用が決定している。

GLP寝屋川の開発は、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーI」に続き、2016年2月設立した「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーII」による開発物件となる。GLPは、GLP寝屋川を含め、関西エリアでは全部で26棟、大阪府下では内陸部で開発中のGLP吹田、GLP枚方III含め合計13棟の物流施設を開発・運営している。