郵船ロジスティクス、ベトナム北部ハイフォンの新倉庫を稼動

郵船ロジスティクスのベトナム法人は11月18日、ベトナム北部ハイフォン市に新倉庫を建設、11月12日にオープニングセレモニーを行ったと発表した。ハイフォン唯一の多機能倉庫として、進出企業の物流サポートの役割を担う。

ハイフォンのディンブー工業団地内に取得した10万平米の用地に、12,000平米の倉庫と23,870平米の空コンテナデポ(蔵置能力3,000TEU)、トラックヤードを有する、ロジスティクスセンターを開業。また、これまでのハイフォン港事務所を倉庫に併設する事務所スペースに移転し、通関やNVOCC、営業機能も集約させ、ワンストップサービスを提供出来る体制を整えた。

ベトナム北部のハイフォンは、豊富な労働力を背景に、工業団地や高速道路網を初めとするインフラ整備が急速に進み、電子・電気機器、自動車、化学品関連の日系企業の進出が近年増加している。ハイフォン港に隣接する ディンブー工業団地は、開発中のラックフェン港にも至近の国際物流の要衝に位置し、多くの物流需要を見込まれるハイフォンでの拠点拡充を図るため、同団地内に新倉庫を建設した。

新倉庫は一般倉庫、保税倉庫、CFS倉庫の3つの機能を備えたハイフォン唯一の多機能倉庫。部材輸入から完成品出荷、バイヤーズコンソリデーションなど顧客の様々な物流ニーズの対応が可能。更に、トラック100台分を駐車出来るスペースを確保し、ハイフォン港発着のコンテナ輸送をはじめとする各種輸配送サービスを提供する。