OKI、ヤマトグループとSCM改革を実施

沖電気工業(OKI)とヤマトグループは、OKIの中国ATM事業の基盤強化にむけたサプライチェーンマネージメント改革を実施するため、ATM用保守部材などの精密機器を効率的に中国全土に輸送する新しい輸送システムを共同開発した。

7月から広東省深市にあるOKIの保守部材倉庫から河北省にある保守拠点への輸送において新輸送システムの運用を開始し、順次運用地域を拡大する。OKIは、新輸送システム導入とさらなるサプライチェーンマネージメント改革を進item in blogめ、今後3年間で中国ATM保守部材の物流コスト30%削減を目指す。

新輸送システムは、現地の物流事情に精通するOKIの梱包設計技術と、ヤマトグループの最適な輸送モードの選択・輸送状況管理・配送状況通知を含めたトータルな輸送マネージメントを組み合わせ、両社の強みを融合したシステム。

OKIは、2005年からATMの中国金融機関への納入を開始し、既に累積8万台以上の納入実績があり、紙幣還流型ATMでシェア約50%とトップシェアを獲得している。