上組は4月7日、三菱商事と共同で、スペインのコンテナターミナル・オペレーター、GMTCB(スペイン・バルセロナ)から、同社が保有する同国バレンシア港のターミナル・オペレーター、TCV(スペイン・バレンシア)の発行済み株式の25%を取得したと発表した。同社は今回の株式取得で、GMTCBとの協調関係構築により他国のコンテナターミナル事業進出を図る。
TCV は GMTCB の傘下で、バレンシア港に最大水深16mの1,675mバース、10基のガントリークレーン、21基の RTG を備える約41haのヤード面積を有するコンテナターミナルを運営し、年間約70万本(TEU 換算)のコンテナを取り扱い、将来的にも更なる取扱量の拡大を見込む。
バレンシア港は、首都マドリードの外港としてスペイン最大の輸出入コンテナ取扱高を誇るとともに、北西欧州・地中海航路におけるトランシップ港としての地位も高く、同国最大規模の貿易港。