郵船ロジスティクス、介護支援制度を拡充し、多様な働き方の実現を支援

郵船ロジスティクスは、介護に直面した社員が離職することなく働き続けられるよう、2018年9月に介護休職および介護短時間勤務制度に関する社内規程を改定し、介護支援制度を拡充した。同社は社員に寄り添った人事制度を構築し、働きやすい環境の整備を継続していく。

これまで介護短時間勤務制度の利用は365日間を上限としていたが、今回の改正により利用期間の制限を撤廃した。これにより、介護が長期にわたる場合でも、介護の必要な期間は介護短時間勤務が続けられるようになる。加えて、所定勤務時間も4種類から選べるようになり、勤務する時間も希望に合わせて選択が可能。

また、介護休職制度については、短時間勤務制度を利用した場合は、その間の日数も通算して365日までが利用期限だった。改正後は、介護短時間勤務を利用していた期間は介護休職期間に含まず、365日まで利用することができる。

同社は中長期経営計画“TRANSFORM 2025”を推進する中で、取り巻く環境の変化や考え方の多様化に対応し、働きがいのある会社の実現につなげるため、各種制度の導入を進めている。

8月には育児・介護に携わる社員を対象に、原則月4回までの利用を上限とした、在宅勤務制度を新たに導入。多様な働き方ができる環境を整える中で「在宅勤務ができると育児・介護と仕事の両立に役立つ」という社員の声から、制度導入が実現したもの。

また、今年5月~7月には、フレックスタイム制度の導入に向けて3カ月間のトライアルを実施。現在は、勤務時間帯を10種類から選べる時差出勤制度があるが、フレックスタイム制度の導入も新たに検討することで、より多様性のある柔軟な働き方の実現を目指す。