フェデックスは7月25日、ベトナムのノイバイ国際空港(ハノイ)と同社アジア太平洋地域ハブがある広州白雲国際空港間に新ルートを就航したことを発表した。
中国・広州のアジア太平洋地域ハブは、アジア域内の貨物輸送における重要な貨物集約拠点で、広州からハノイのルート就航によって、日本とベトナム間の貨物輸送も短縮した。ハノイには以前の週1日の運行から、週5日の運行となり、輸送能力とスピードの向上はベトナムに関連するビジネスの発展に寄与する。ベトナム市場は、日本企業の製品生産拠点として、また新たな消費マーケットとして注目されており、2017年の対日貿易では、輸出、輸入ともに前年比の2桁増を記録している。日本企業の進出も勢いを増し、2017年にはベトナムで新たに1816拠点が新設された。そのうち801拠点が製造業であることからも、日本とベトナム間の物流ニーズの継続的な拡大が期待される。