郵船ロジスティクスは4月5日、同社メキシコ法人Yusen Logistics (Mexico), S.A. de C.V.の施設「バヒオ・ロジスティクスセンター」が、3月に保税認証を取得したことを発表した。
バヒオ・ロジスティクスセンターは自動車産業が集積するメキシコ中央高原バヒオ地区のAmistad Bajio工業団地内に昨年2月に開設された。約5,000平米の倉庫スペースのほかに、約6,000平米の大型トレーラーヤード、1,000TEUの海上コンテナを保管可能な内陸コンテナデポを併設し、国内JIT配送やミルクラン、米墨間クロスボーダー輸送などの自動車物流のニーズに対応する。
今回同センターが保税認証を取得したことで、客の荷物を保税の状態で倉庫に搬入後、最大2年間、輸入関税等の支払いを留保しつつ、保管、検品作業が可能になる。保管貨物が保税状態から確定申告を経て、メキシコ内国貨物に変わるまでの間、納税期限を延ばすことができるため、客のキャッシュ・フロー改善につながる。また、メキシコ国内に会社を持たない客が非居住者名義で商品を所有、保管できるメリットもある。