郵船ロジスティクスのインドネシア法人(YS-ID)は、インドネシアのハラル認証機関であるインドネシア・ウラマー評議会食料・薬品・化粧品研究所から倉庫業務のハラル認証を昨年11月に取得した。
日系物流企業による倉庫業務の同認証取得は初めて。先に認証取得済の海上・航空フォワーディングと組み合わせ、インドネシア国内で一貫したハラル物流サービスの提供が可能になった。今回認証取得した範囲は、YS-IDがジャカルタ近郊のMM2100工業団地内に所有する第1、第2倉庫における保管・仕分け・発送などの各種ロジスティクスサービスが対象。倉庫内にハラル商品を扱う専用スペースを設け、取扱方法のトレーニングを受けたスタッフがハラル認証の手順に沿ってオペレーションを行う。
また、同社インドネシア法人で海上・航空フォワーディング事業を担うYL-IDは昨年8月にジャカルタ港及び空港発着の海上・航空フォワーディングにおけるハラル認証を日系物流企業で初めて取得している。今回の倉庫業務の認証取得により、例えばジャカルタ空港で輸入したハラル製品を、YS-IDの倉庫で在庫管理し、客の発注に合わせて納品するといったインドネシア国内への一連のサプライチェーンをハラル認証の下でサービス提供ができる。